強迫観念と強迫行為からなる病気です。
強迫観念とは、「自分でもばかげている」と思いながらも、どうしても浮かんできてしまう不快な考えにとらわれてしまう強迫観念と、その強迫観念を取り除き、不安を打ち消すために独自の動作や行為を繰り返す強迫行為があります。
・症状について
・治療について
【症状】
●不潔に対する恐怖
何かに触れて汚れたと重い不安になり、手洗いや入浴をくりかえします。
長い人では数時間に及び疲れきってしまいます。
●確認しないと不安になる
家の鍵をかけ忘れていないか、ガスの元栓を閉め忘れていないか、その確認を何度もするため、時間がかかり、約束の時間に遅れてしまったり、確認が面倒で外出が億劫になります。
●自分や他人を誤って傷つけてしまうのではないかという不安
自分の不注意で他人を傷つけたのではないかと強く恐れます。
車の運転中に誰かを轢いてしまったのではと不安になり引き返して確認します。
すれ違った人に暴言を吐いたり、暴力をふるってしまうのではと不安になります。
●物の左右対称性、順番、正確さが気になる
左右対称であることや、正しい順序など、一定のルールを完全に守られなければならないという考えに駆られてしまいます。
順序を間違えてしまうと、最初からやり直さないと気がすみません。4や9などの数字を不吉に感じ、どんな行為もその数字の回数になることを避けます。
その他、さまざまな症状があります。
項目選択へ戻る
【治療】
原因の一つとして考えられている、脳内セロトニン系のバランスを調整する働きをもつ薬物(抗うつ薬など)を使用します。
また、抗不安薬、向精神病薬を併用することにより、よりいっそうの効果がみられることが多いといわれています。
同時に、行動療法もあわせて行います。
項目選択へ戻る
一つ前のページへ戻る
0.TOPへ戻る
9.電話で問い合わせをする