阪本美佐子メンタルクリニック
〜うつ病〜


ストレスの多い今日、一生の間にうつ病を経験する人は全人口の20%にものぼると言わています。非常に頻度の高い、誰でもなりうる病気なのです。
うつ病は、こころとからだの両方を巻き込む病気です。そして、適切な治療(服薬、カウンセリングなど)によって大半の方は数ヶ月で回復することができます。うつ病と診断されたからと言って悲観する必要はありません。
また、からだの不調が続いているのに、その原因がみつからないような場合にも、うつ病の可能性があります。そのような場合にも、私ども専門医にご相談下さい。

精神症状について
身体症状について
治療について

【精神症状】
●抑うつ気分 
気分の落ち込み、自分に自信が持てなくなった、自分を責めてしまう、周囲の人たちに迷惑をかけているような気がする、悲観的に考える。わけもなく涙がでる。

●思考力の低下
物忘れがはげしい。集中力が続かない、仕事の能率が落ち、ささいなことでも決断できない。

●意欲の低下
今まで好きだったことや、趣味をやる気になれない。何をするのもおっくう。テレビや新聞を見たくなくなる

●焦燥感・不安感
ささいなことにいらいらする。不安でどうしたらいいのかわからない。

選択項目に戻る

【身体症状】
●睡眠障害
寝つきが悪い、途中で何回も目が覚めて寝た気がしない。早くに目がさめてしまう。

●食欲の低下
食欲がない、何を食べてもおいしくない、味がない、砂をかんでいるような気がする、体重が次第に減少する

●疲労感、倦怠感
身体がだるい(特に朝起きられない)疲れやすい

●その他の諸症状 
めまい、原因不明の身体の痛み、動悸、肩こり、頭痛、生理不順など

これらの症状のいずれかがある一定期間続いている方は、うつ病の可能性がありますので、専門家にご相談ください。

選択項目に戻る

【治療について】
まず、あせらずに休むことが原則です。その際に気分転換に旅行しようとしたり、周囲の人ががんばれと励ましたりすることはよくありません。
うつ病はお薬による治療で、ほとんどの方は治ります。ただ、うつ病の薬にも多くの種類があるので、病状や体質に応じて適切な種類と用量の抗うつ剤を選ぶことが重要になります。また、個々の患者さんの体質にあった抗うつ剤を見つけるために試行錯誤することがあります。抗うつ剤は、即効性があるわけではありませんので、あせらず、きめられた量を服用することが大切です。

うつ病は、原因がないこともありますが、何らかのストレス原因が明らかなこともあります。ゆっくりお話をおききすることにより、それらの原因をさぐり、考えていきます。

うつ病には抗うつ剤が有効といっても、なかには、薬がききにくい患者さんもおられます。そのような方には、カウンセリングや断眠療法などを用いて治療していきます。

選択項目に戻る
一つ前のページへ戻る


0.TOPへ戻る
9.電話で問い合わせをする



(C)阪本美佐子
メンタルクリニック