強迫性障害
「自分でもばかげている」と思いながらも、どうしても浮かんできてしまう不快な考えにとらわれてしまう強迫観念と、その強迫観念を取り除き、不安を打ち消すために独自の動作や行為を繰り返す強迫行為があります。
症状
不潔に対する恐怖
何かに触れて汚れたと思い不安になり、手洗いや入浴をくりかえします。長い人では数時間に及び疲れきってしまいます。
何かに触れて汚れたと思い不安になり、手洗いや入浴をくりかえします。長い人では数時間に及び疲れきってしまいます。
確認しないと不安になる
家の鍵をかけ忘れていないか、ガスの元栓を閉め忘れていないか、その確認を何度もするため、時間がかかり、約束の時間に遅れてしまったり、確認が面倒で外出が億劫になります。
家の鍵をかけ忘れていないか、ガスの元栓を閉め忘れていないか、その確認を何度もするため、時間がかかり、約束の時間に遅れてしまったり、確認が面倒で外出が億劫になります。
自分や他人を誤って傷つけてしまうのではないかという不安
自分の不注意で他人を傷つけたのではないかと強く恐れます。車の運転中に誰かを轢いてしまったのではと不安になり引き返して確認します。すれ違った人に暴言を吐いたり、暴力をふるってしまうのではと不安になります。
自分の不注意で他人を傷つけたのではないかと強く恐れます。車の運転中に誰かを轢いてしまったのではと不安になり引き返して確認します。すれ違った人に暴言を吐いたり、暴力をふるってしまうのではと不安になります。
物の左右対称性、順番、正確さが気になる
左右対称であることや、正しい順序など、一定のルールを完全に守られなければならないという考えに駆られてしまいます。順序を間違えてしまうと、最初からやり直さないと気がすみません。4や9などの数字を不吉に感じ、どんな行為もその数字の回数になることを避けます。
左右対称であることや、正しい順序など、一定のルールを完全に守られなければならないという考えに駆られてしまいます。順序を間違えてしまうと、最初からやり直さないと気がすみません。4や9などの数字を不吉に感じ、どんな行為もその数字の回数になることを避けます。
不吉な言葉が頭に浮かぶことへの不安
「死」など不吉な言葉が頭に浮かぶたびに強い不安に襲われ、その時に行っていた行動が気になります。そのため、不吉な言葉が頭に浮かばない状態で同じ行動を終わらせるまで何回も同じ行為を繰り返します。
「死」など不吉な言葉が頭に浮かぶたびに強い不安に襲われ、その時に行っていた行動が気になります。そのため、不吉な言葉が頭に浮かばない状態で同じ行動を終わらせるまで何回も同じ行為を繰り返します。
その他、さまざまな症状があります。
治療
薬物療法とともに、行動療法を主体とした認知行動療法を行います。認知行動療法が困難な場合には環境要因をととのえられるよう、家族療法も行うことがあります。