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うつ病

相談の多い病気

うつ病

ストレスの多い今日、一生の間にうつ病を経験する人は全人口の20%にものぼると言われています。非常に頻度の高い、誰でもなりうる病気なのです。
うつ病は、こころとからだの両方を巻き込む病気です。そして、適切な治療(服薬、カウンセリングなど)によって大半の方は数ヶ月で回復することができます。うつ病と診断されたからと言って悲観する必要はありません。
また、めまいなどからだの不調が続いているのに、その原因がみつからないような場合にも、うつ病の可能性があります。そのような場合にも、私ども専門医にご相談下さい。
精神症状
抑うつ気分
気分の落ち込み、自分に自信が持てなくなった、自分を責めてしまう、周囲の人たちに迷惑をかけているような気がする、悲観的に考える。わけもなく涙がでる。
思考力の低下
物忘れがはげしい。集中力が続かない、仕事の能率が落ち、ささいなことでも決断できない。
意欲の低下
今まで好きだったことや、趣味をやる気になれない。何をするのもおっくう。テレビや新聞を見たくなくなる
焦燥感・不安感
ささいなことにいらいらする。不安でどうしたらいいのかわからない。
身体症状
睡眠障害
寝つきが悪い、途中で何回も目が覚めて寝た気がしない。早くに目がさめてしまう。
食欲の低下
食欲がない、何を食べてもおいしくない、味がない、砂をかんでいるような気がする、体重が次第に減少する。
疲労感、倦怠感
身体がだるい(特に朝起きられない)疲れやすい
その他の諸症状
めまい、原因不明の身体の痛み、動悸、肩こり、頭痛、生理不順など

これらの症状のいずれかがある一定期間続いている方は、うつ病の可能性がありますので、専門家にご相談ください。
治療について
まずはゆっくりと休むことです。そして、医師との対話によって生まれてくる自己治癒能力を補強するために薬を用います。また、環境の調節も大切です。それらの治療で改善しない場合にはものの見方を調整する認知行動療法をアレンジした治療や、対人関係のありかたを変えていく対人関係療法を行う場合もあります。
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